2. ワークマン
会社名 | 株式会社 ワークマン |
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英文名 | WORKMAN CO.,LTD. |
本部 |
東京本部 東京都台東区東上野4-8-1 TIXTOWER UENO 11F 関東信越本部 群馬県伊勢崎市柴町1732 |
設立年月日 |
1979年11月30日 (実質上の存続会社であります株式会社ワークマンの設立年月日は 1982年8月19日) |
資本金 | 1,622,718,300円(2021年3月末現在) |
売上 | チェーン全店売上高1,466億53百万円(2021年3月期) |
事業内容 | フランチャイズシステムで作業服、作業関連用品及びアウトドア・スポーツウエアを販売する専門店をチェーン展開 |
営業所 | 47都道府県 906店舗(2021年3月末現在) |
従業員数 | 332名(2021年3月末現在) |
役員 |
取締役社長 小濱 英之 専務取締役 土屋 哲雄 取締役 飯塚 幸孝 常勤監査役 長谷川 浩 監査役 新井 俊夫(社外監査役) 監査役 堀口 均(社外監査役) |
おすすめポイント | 自社の強みを活かした、多機能・高性能・低価格のセットアップ |
ワークマンは全国に900店舗以上出店している大手作業服チェーンです。近年はアウトドアやスポーツウェア、女性向けアパレルウェアなど、従来とは異なるターゲットに向けたアイテムを数多く生み出しています。
そんな顧客層拡大を続けるワークマンは、これまでのノウハウを活かした高機能なスーツ・セットアップも展開しています。大容量のポケットが付いていたり、リバーシブル仕様になっていたりと、他にはない斬新なアイデアが詰まったアイテムとなっています。
幅広い商品展開により女性人気も集めている
ワークマンは、作業服や作業関連用品を中心に販売する専門店で、全国に900店舗以上を展開しています。もともとはブルーカラーの職業に従事する方を顧客層としていましたが、その機能性の高さから、従来の顧客層とは異なる人たちからも注目を集めるようになりました。
現在では、アウトドア、スポーツ、レインウェアを中心に取り扱う「ワークマンプラス」や、女性をターゲットに、日常的に着こなせるアイテムを幅広く取り扱う「#ワークマン女子」など、作業服を扱わない新業態の店舗も登場しています。
リバーシブルで2通りの着こなしができる
老若男女、シーンを選ばずに着用できるアイテムを数多く生み出しているワークマンは、独自の強みを活かして開発されたスーツも展開しています。それが「SOLOTEXリバーシブルジャケット」です。一見普通のスーツですが、裏返すとフード付きのパーカーになるという、1着で2通りの着こなしができるアイテムになっています。
SOLOTEXとは、帝人フロンティア株式会社が開発した、ストレッチ性・形態回復性などのさまざまな優れた特徴を持つ多機能繊維です。撥水性があるので、多少雨が降っても問題ありません。小さく折りたためるポケッタブル仕様なので、出張や旅行などへ持ち運ぶにも便利です。ほかにも、大容量のポケットが複数ついていたり、腕をまくりやすいよう袖にスナップボタンが付いていたりと、あったら嬉しい機能はすべて搭載されています。
驚きの多機能・高性能を兼ね備えた商品ですが、価格は2,900円(税込)と大変リーズナブル。洗濯機で丸洗いが可能かつイージーケア仕様なので、通常のスーツとは違ってクリーニングのコストやアイロンの手間も不要です。カラーはブラックとネイビーの2色展開となっています。
同素材のパンツも展開
「SOLOTEX リバーシブルジャケット」と合わせてセットアップとして着用できる「SOLOTEX 2WAYパンツ」もおすすめです。このパンツの特徴は、お尻のポケットを表に引き出すと、工具袋のような大容量ポケットに変身するということ。
もちろん同じ素材を使用しているので、生地の機能性は同等。ウエストはひもで調節することができます。スナップボタンも付いているので、裾をまくってもずり落ちません。ジャケットと同じくポケッタブル仕様になっているため、持ち運びもラクラク。価格は1,900円(税込)で、上下セットで購入してもたったの4,800円(税込)です。

第二弾も登場!
2通りの使い方ができ、性能や機能性の高さが大人気の「SOLOTEXリバーシブルジャケット& 2WAYパンツ」。そんな新しい時代のワークスーツの第二弾として、「DotAirリバーシブルジャケット&2WAYパンツ」が登場しました。
DotAirとは、東レ株式会社が開発した、高い通気性が特徴の多機能素材です。SOLOTEXがオールシーズン対応なのに対して、DotAirは春夏向けという違いがあります。暑くなる季節、どうしてもジャケットを羽織らなければならないシーンなどに重宝するでしょう。
なお、多少の雨にも耐えられる撥水性や持ち運びに便利なポケッタブル仕様、袖や裾のスナップボタン、大容量のポケットなど、素材以外のデザイン・機能性は第一弾とほとんど変わりません。カラーも同じくブラックとネイビーの2色展開で、価格も同額となっています。
ビジネス見えという点では劣るが…
最近は紳士服専門店でも、従来に比べカジュアルなアイテムの取り扱いが増えているほか、一般的なアパレルショップやスーパーなどでも安価なセットアップが数多く展開されています。ワークマンはスーツ業界の第三勢力となるのでしょうか?
この点については公式サイト上で言及されているので、ご紹介します。『ワークマンのワークスーツは「現場作業」に重点を置き、プロ客向けのワークスーツになっています。このため紳士服チェーンや大手スーパーが発売するようなスーツとは住みわけができております。(中略)業界が垣根を越えて、お互いの「強み」を活かしながら新しい市場を盛り上げていきたいと考えます。』と述べています。つまり、専門店やスーパーの対抗馬になるとか、スーツ業界で戦うことに重きを置いているのではなく、自分たちの立ち位置はあくまでも従来と変わらないというスタンスなのですね。
このことからも分かるように、ワークマンが提供するアイテムは一般的なスーツと比較すると、ビジネス見えという点で劣ることは否定できません。しかしテレワークやオンライン会議はもちろん、カジュアルな服装が歓迎される職場やプライベートでは問題なく着用できます。TPOや用途に合わせて使い分けられる選択肢が増えるということは、消費者にとっても業界にとってもメリットだと言えるでしょう。
まずは店舗に行ってみよう!
長年作業服を手掛けてきたノウハウを活かし、幅広いアイテムを展開しているワークマン。今回は2種類のワークスーツをご紹介しました。一般的なスーツやセットアップと比べてビジネス見えという点では劣るものの、素材やデザインの性能が高い上、セットアップで購入したとしてもいずれも5,000円未満というお手頃価格なので、色違いや素材違いで揃えるのも良いかもしれませんね。
これらのアイテムはすべて店舗のみの取り扱いとなっているので、気になる方はぜひお近くの店舗へ足を運んでみてください。なお、発売当初から高い注目を集めたことで売り切れが続出し、ほしくても手に入らないという口コミが多く見受けられました。在庫状況についてはインターネットで確認することができないため、各店舗へ直接問い合わせるようにしてください。